2011年4月5日火曜日

お国変われば・・・

 4月に入り、日本の桜も五分咲きとブログにありましたが、ここプラハでも木々がいっせいに芽吹き始めました。8日にいったん帰国を予定していますので、今日は普段お野菜不足の夫に、冷凍しておこうとほうれん草とブロッコリーを買って来ました。この国の方はどうも緑黄色野菜をあまり取らないようでこの類のお野菜はドイツ系の限られたスーパーかベトナム人の八百屋さんでしか買えません。ブロッコリー2個とほうれん草、おいくらだと思いますか?これでもこの国では高いほうですが、閉めて300円。お水は大きいペットボトルで80円でした。日本の物価もこれくらいだと暮らしやすいなあと日々感じています。
 話は変わりますが、先日クロアチアという国に行く途中に、紛争のあったボスニアヘルツェゴビナの検問に遭いました。日本人はめずらしいのと、たぶん地震があった国の人という理由でじろじろ見られましたが、無事通ることが出来ました。ドキドキした瞬間でした。つい最近まで他民族に攻めいれられ悲痛のうちにあったクロアチアも、現在となっては街行く人々が笑顔を分かち合える穏やかな国となっていました。人々の復興の力というものをまじまじと見せ付けられたように思います。
 辛いことを乗り越えるのは決してたやすい道ではないでしょう。でもみんなで力を合わせ寄り添いながら前へ進めば、先人の力のおかげで幸せだった日々をもう一度取り戻せることが出来るかもしれないと感じた国でした。イギリスの劇作家、バーナード・ショウが地上の楽園と称し、日本のスタジオジブリ製作の紅の豚や魔女の宅急便の舞台となったといわれているところです。
                 YUKI

1 件のコメント:

  1. クロアチアの海、とても穏やかで美しく目に映りました。
    日本は今、放射能で汚染された水を海水に流すなど、不安な状況がまだまだ続いています。でも復興に皆が懸命になれば、クロアチアのように平穏な日々がいつか訪れるのかもしれませんね。
    人の力は、結集すれば偉大な力と化すのでしょう。そう信じて私たちもがんばっていきたいですね。 RIEKO

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